経口避妊薬と鎮痛剤などとの飲み合わせ

経口避妊薬(低用量ピル)と他の薬との飲み合わせについて、詳しく解説します。
低用量ピルは、市販の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですが、医師が処方する薬については、相互作用がある薬があります。相互作用とは、お互いの薬の作用を強めたり、弱めたりするもので、効果が弱くなったり、逆に強く作用してしまったりします。効果が弱まると、毎日規則正しく服用しているにもかかわらず、避妊効果が弱くなる恐れがあるため、注意が必要です。
処方してもらう薬の中で、風邪薬、胃薬、便秘薬、漢方薬、抗アレルギー薬については、併用しても大丈夫です。ペニシリン系抗生物質とテトラサイクリン系抗生物質は、低用量ピルの働きを弱めることがあります。副腎皮質ホルモンの内服薬は、低用量ピルの働きを弱めるとともに、副腎皮質ホルモンの作用が強く出ることがあります。解熱鎮痛剤の一つ、アセトアミノフェンは低用量ピルの血中濃度を高める作用があり、低用量ピルはアセトアミノフェンの血中濃度を下げる作用があります。また、三環系抗うつ剤の作用を強める可能性があります。
この他にも相互作用の可能性がある薬が存在しますので、医療機関を受診したら、低用量ピルを服用中であることを伝えて、医師の指導に従ってください。低用量ピルの効果を低下させる作用のある薬と併用する場合には、服用中と服用を中止した後の7日間は、他の避妊手段もとるようにしましょう。
薬ではありませんが、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)も低用量ピルの代謝を進めて、避妊効果を低下させる作用があります。ダイエット系のサプリメント・健康食品によく含まれていますので、表示を確かめてから使うようにしましょう。